Slit

インタラクティヴ・インスタレーション / Interactive installation

この作品は、ノートパソコンに内臓されたWebカメラから、展示会場の映像を取り入れ、画面上を自律的に動き回るポジションのピクセル色情報を元に、映像と音響をリアルタイムに生成する作品である。鑑賞者がライトで作品を照らす事で横方向にスリット状の光の帯が発生し、ノイズが流れる。また、部分的には、鑑賞者自身の映像もランダムな解像度で直接映し出される。これは「コンピュータと人間の関係性」、また、ノートパソコン・Webカメラという媒体を利用することにより、普段意識することの少ない「現代社会・あるいは情報化社会から垣間見れる、ある種精神的な空間」の存在を視覚・聴覚化させることを、おもな作品コンセプトとしている。


ノートパソコン、アンプ、スピーカー、木箱ほか
2020年