Slit ver.2

インタラクティヴ・インスタレーション / Interactive installation

この作品は、PCに接続されたWebカメラから、展示会場の映像を取り入れ、画面上を自律的に動き回るポジションのピクセル色情報を元に、映像と音響をリアルタイムに生成する作品である。鑑賞者がライト等で作品を照らす事で横方向にスリット状の光の帯が発生し、ノイズが流れる。また、部分的には、鑑賞者自身の映像もランダムな解像度で直接映し出される。これは「コンピュータと人間の関係性」、また、PC・Webカメラという媒体を利用することにより、普段意識することの少ない「現代社会・あるいは情報化社会から垣間見れる、ある種精神的な空間」の存在を視覚・聴覚化させることを、おもな作品コンセプトとしている。この作品は2020年に下関市のギャラリー「水色画廊」で展示され、マイナーアップデートを行った。

ノートパソコン、テレビモニタ、Webカメラほか
2021年